トランプ大統領・アメリカ大統領選

ガラスの天井は破れなかったかもしれないが、青い壁は崩れた

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

トランプは「不法移民」で注目され「変革」期待で勝った

悪い不法移民は強制送還、そうでなければ先送り

トランプというと「不法移民」を全員追い出す、
という公約・発言が非常に話題になりました。

 

今では、
「犯罪者、前科者、ギャング、麻薬密売人」の
不法移民は強制送還するが、
前科のない不法移民については国境対策をしてから決定する、
ということで、発言のトーンが大分冷静になっています。

 

「犯罪者、前科者、ギャング、麻薬密売人」の不法移民がいることで国民の平和を脅かされるのであれば、当然の処置でしょう。

ロサンゼルス、ニューヨーク、シアトル、サンフランシスコ、シカゴのような、サンクチュアリシティは、
ギャングや麻薬密売人の不法移民についても、取り締まらずに放置するのでしょうか?

米大都市、不法移民保護を次々宣言 トランプ氏の方針に反発 写真6枚 国際ニュース:AFPBB News

サンクチュアリシティがどう動いていくのかは注目ですね。

 

トランプの変革期待は青い壁を打ち破った

ヒラリーが最後の演説で、
女性の抱える「ガラスの天井」を打ち破れなかった、
ということを言っていました。

ヒラリーが女性だったために、
今回大統領になれなかった、という論調です。

それは、おそらく二重の意味で間違っています。

1.「女性だから負けた」ではなく「国家機密を売り渡したから負けた」

「私的メール問題」と呼ばれる「国家機密売却問題」が、
FBIにより再捜査する方針が明らかにされたのが、
10月28日の出来事です。

そこまでは、ヒラリーの支持率が圧倒的でした。

 

2.トランプの変革への期待が、青い壁を破った

青い壁とは、ずっと民主党が選挙で勝ち続けていた州のことです。

注目すべきは以下の4つの州です。

ペンシルバニアオハイオ、ミシガン、ウィスコンシン

 

これらの州は、ずっと民主党が勝ってきました。

ウィスコンシンは1984年以降

ペンシルバニア、ミシガンは1988年以降

オハイオは2004年以降

 

これらの州はかつて工業地帯として栄えた場所でした。

そう、工業地帯です。

 

日本との貿易摩擦で話題になるのは大概工業製品でした。

つまり、これらの州は、

・外国との競争に晒され

・貿易による圧力がかかり

・変革を求めていた

ということです。

貿易は議会の慣習で、
大統領が自由な裁量を持つ案件となっています。

そのため、今までの路線を踏襲するヒラリーよりも、
何か違うことをやってくれそうなトランプを支持した、
ということ。

 

同じようなことが日本でも起こりましたね。
その時は政治が停滞し、円高が進み、失業率も上がりましたが。

 

トランプの選挙戦略も絶妙だった

投票直前にどの州に入って演説をするか。

これが投票行動に大きく影響をあたえるのは想像に難くありません。

 

トランプは、激戦州と言われた州のうち、劣勢だったところに
直前に入りました。

ミシガン(16人) 11/6

ペンシルバニア(20人) 11/4,6

フロリダ(29人) 11/5,7

ニューキャッスル(15人) 11/5,7

 

その結果、激戦州でかつ選挙人の多い州をほとんど制覇し、
大統領戦を勝ち抜きました。

 

その様子を分析し、報道しているのが、
チャンネルくららというYoutubeチャンネルです。

アメリカ大統領選挙トランプ勝利!「かしわもちの反省~なぜ日本のマスコミは間違えたのか?」江崎道朗・小野義典【チャンネルくらら】

 日本のマスコミが、他国の報道にかけて、
非常に残念な様子が赤裸々に語られています。

どうやらかしわもち、という人はメディア関係者だから、
マスクで現れているようですね。

まとめ

困った状況が長く続くと、変革を起こしてくれそうな人を
リーダーに据えたくなる、と言うのはどの組織も同じようです。

思えば、大阪で橋下徹市長が誕生したのも、
「何かを変えてくれる期待感」でした。

現在、トランプ相場、ということで、
株価は上昇し、ドル高円安の状況が続いています。

ドルが市場から買われている、つまり通過の信用を取り戻した、
ということを意味しています。

今後この状況は続くのでしょうか?
そして日本にどんな影響が有るのでしょうか?

少し経済の話を混ぜながら明日更新します。

 

japan-lab.hateblo.jp

japan-lab.hateblo.jp