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TOEFL49点から2ヶ月で英語の雑談ができるまでにやったこと

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英語で雑談って一番しんどい

雑談の難しさはTOEFLとか関係ない

ほら、日本語でも雑談って一番困るでしょ?

英語だともっとですね。

で、TOEFL49点でヨーロッパに乗り込んだ日にゃ、

雑談なんてなおさらできるわけ無いですね。

 

はい、ということで、全く英語が話せない、

生活にも困る状態から、

学生寮での生活がスタートしました。

 

不幸にも、同じフロアに日本人はいません。

 

そう、もう自分が英語を話すしかない!

 

追い詰められると自分で英語を話せるように頑張るしかない

ただ、今まで中高大と普通に英語を学んできたわけですが、

そのやり方で英語が話せるようになるとはとても思えない。

ということで、まずは色々と考えるところからスタートしました。

 

で、問題は以下の3つです。

1.相手の話していることがうまく聞き取れない(リスニング能力)

2.話がわかったとしても、うまく言葉が出てこない(瞬発力)

3.頭で考える文章が小難しい(周りはもっとシンプルなフレーズで話してる)

 

ということで、必要なのは、

・相手の話を聞けること

・とりあえず簡単なフレーズで返答できること

この2つが最初のステップかな~ということで、

対策をリサーチ開始しました。

 

発音できない音は聞き取りにくい

リスニングを一生懸命トレーニングすると違うのかもしれませんが。

 

ノンネイティブのための英語習得法を色々と調べたところ、

「発音ができない音は聞き取るのも難しい」というのが、

脳の仕組みだということがわかりました。

 

確かに、自分の舌を英語のためにトレーニングしたことは

それまでなかったので、なるほどな、ってところです。

 

ということは、

発音練習しながら簡単なフレーズを話せるようになったら一石二鳥じゃん!

ということで、PodCastシャドーイングをすることに決めました。

 

その時使ったPodCastは、

American English Pronounciation Podcast」という、

正にドンピシャのPodcastです。

 

どういうPodcastかというと、

・説明は全部英語

・割と簡単な英語で話してくれる

・特定の音「th」とか「r」とか「a」とか、にターゲットを絞って、練習ができるようになってる

 

たとえば、第一話はThe English ‘th sounds’

 

thって、日本人にはとても言いにくい、

舌と上の前歯の間を行きが擦れて発せられる音ですね。

これは、いろんな国の人にとって言いづらいらしいです。

最初に来るくらいですからね(笑)

 

ちなみに、2ヶ月間ほとんど欠かすことなく、

一日30分このポッドキャストシャドーイングをしました。

 

1つの話が大体8分位なので、

1日に、2,3話進んで、何度も繰り返していった感じですね。

 

さくさく進めていくと、特に苦手な音、

例えば”l,r”とか、”th”とか、”er”とかが分かってくるので、

そういうやつは特に多く繰り返して、

底上げをしていきました。

 

発音は、得意を伸ばす、とかないので、

苦手を最低レベル(相手を聞き取れるレベル)まで行ければオッケーですね。

 

結果的に、このトレーニングは非常に効果があって、

アジア人なのに発音きれいだね、

って言われる程度にはきれいに発音できるようになりました。

 

確かに、アジア人の発音は癖が強いです。

語族がちがうのでしょうがないのですが。

 

簡単なフレーズといえば簡単な教科書でしょ

さて、発音練習と同時並行で進めたのは、

簡単なフレーズの習得です。

 

簡単なフレーズなんて、どこで学ぶもよくわからなかったので、

英語で全部書かれている簡単な教科書を買ってそれをこなすことにしました。

 

CambridgeのBasic Vocabrary in UseとBasic Grammer in Useです。

 

これは結局、細かいフレーズを話す、と言うよりは、

全部英語で考える訓練になっていて、

実際簡単なフレーズで話す訓練は、

Podcastシャドーイングと、

食事中に友達と話してみる、というところだったのですが。

 

いずれにせよ、このCambridgeのシリーズは、

役に立ったと思います。

ま、そもそも、日本を出た時点で、

日本語で書かれた英語の教科書なんて変えませんけどね(笑)

 

アメリカのホームドラマのDVDは失敗だった

よく言うじゃないですか。

英語でドラマ見ていると、

日常会話がわかるようになるよ、って。

 

そんなん嘘だ!

 

声を大にして言いたい。

いや、もしかすると、すごく英語の上手い人が、ネイティブクラスになろう、とか、

一年くらい見続ければもしかするとうまくなるのかもしれない。

 

しかし、この段階で英語のドラマを見ることには、

正直な~~~~んの意味もなかった!

断言できる!

 

そもそも考えてほしい

 

日常会話もおぼつかないレベルで、

ネイティブが楽しむためのドラマのセリフを

どうやって解かれって?

 

子どもが、大人の見ているドラマを見て

意味がわかって、楽しめますか?

 

楽しめないでしょ?

 

それと一緒!!!!

 

この時の私は、

多分アメリカの3歳児よりも英語が話せない!

 

なのに、ドラマなんて、ね!!

 

しかもさ、

字幕ついてないから!

 

日本語字幕のDVDなんて、当然日本でしか買えませんよ。

 

ということは、そういうことですよ。

 

はい。

ということで、私は、ドラマや映画で英語を勉強する、

なんて方法はあまりおすすめしません。

 

今なら、オンライン英会話も使っていたかも

周りに英会話の相手が全くいないなら話は別ですが、

最近はSkypeで英会話ができる、とか、

英会話カフェなんかもある時代です。

 

私もこの英語ダメダメ期に、Skype英会話のサービスがあったら、

迷うことなく使っていたことでしょう。

 

それで、その日教わった内容を、

意気揚々と寮の友達と話していたことでしょう。

 

はっきり言って、日本の英語教育(当時)では、

英語でアウトプットする機会が圧倒的に足りません。

 

仕事をしていれば、大学でゼミの一つもこなしていれば、

そもそも中高生でも部活を真面目にやっていれば、

「実践」がいかに大事かって、わかりますよね?

 

「実践」をイメージしながら基礎練を繰り返すから、

だんだんレベルアップして、一気に開花する、

「超気持ちいい!」

瞬間を迎えられるわけですね。

 

はい、英会話も同じでした。

 

英語で日常会話をさくさく習得するための実践ノート術

・友だちと話して、ところどころ詰まる

(詰まった所はなんとか説明を試みる、で、相手が正解を言ってくれる)

・つまったところをノートに書き出して、自分が言いたかったことを簡単なフレーズにして書いてみる

・ついでに、そのフレーズが使えそうなパターンを書いてみる

・書いたフレーズを口に出して読んで見る

・使い所が来たら、迷わず使う!で、使えたらノートに丸をつける

・使えなかったら、ノートをもう一枚使う

・・・

 

こんな感じのことをしていました。

最初の1月だけですけどね。

 

 

まとめ

・日常生活に必要な英語のフレーズを覚えるのに1ヶ月

・英語で考えて英語で返せるようになるまでに1ヶ月

・舌と耳のトレーニングに2ヶ月

・話せないけど英語での会話に混ざり続けること2ヶ月

(その間日本語一切なし)

と、そんな環境に身をおいたら、日常の雑談どころか、

ちょっとした議論もいつの間にかできるようになってましたよ。

 

参考に、なるんだろうか?

ターゲットの絞込と、実践が一番大事だよ、というお話でした。