1.ふたりの怪物~二階俊博と菅義偉:大下英二
著者の大下さんは元文春出身のジャーナリスト。本の中身を覗いてみると、これまでの二階・菅関係、二階さんの動き方、菅さんの動き方が、網羅されています。
菅さんが次期首相になる芽は、2019年アメリカ訪問時にすでにあった!という、一般人がスルーしがち、忘れがちな事実も思い出させてくれます。
二階さん、菅さんをとりまく政治家たちの内心が様々表現されており、
「これ本人の心の中だよね?!」と突っ込みたくなる面も多々ありますが、
それを差し引いても、興味深いです。
なぜ、菅官房長官がまっさきに二階幹事長の協力を取り付けたのか。
現総裁候補、唯一の叩き上げ政治家「令和おじさん」菅義偉と「ラスボス」二階幹事長知るのにうってつけの1冊です。ニュースの流れもより鮮明にわかるようになりますよ。
それにしても、この本が2019年に書かれた本というのがびっくりです。そのときにはすでに菅義偉首相論があったんですね。
2.自民党の正体:倉山満
菅官房長官に注目したら、こんどは自民党そのものがどういう政党なのかを知ると、より理解が深まります。
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3.石破茂の「日本創生」大下英二
1のふたりの怪物を書いた人の石破茂本です。大下さんは二階さん寄りの人のように見えますが、案外フラットに石破さんの事も書いています。
そのため、大下さんの石破論と菅論を比較してみると、二人の違いが見えてくると思います。
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