明治大学の教授がエセ科学(似非科学)を科学的に論評するサイトがあった
似非科学とされるものの科学的評定サイトは内容が充実している
このサイトは科学コミュニケーションの研究活動の一環として行われているとのことです。科研費を取ってきているので、科学技術庁のお墨付きをもらった研究ということになります。
注意したいのは、コンセプトが評価されている、ということであって、内容ではないですよ、ということくらいでしょうか。
これを読んで、自分の認識を科学者から見るとどう映るのか考えてみるのもいいと思います。
内容は充実しているが、図の一つもついておらず非常に読みづらい
サイトの内容を見てもらえば一目瞭然ですが、内容は学術論文のようなお硬い論調で、学術論文よりも図表が少ない(どころか、説明中に1枚も入っていない)という、燦々たる状況です。
もちろん、きちんと読み、自分なりの整理を行えば、非常にわかりやすくまとまっています。ただただ、敷居が高いことがっ問題です。
この状況は実はDeNAとか、サイバーエージェントにとってチャンスなのでは?
コンテンツをパクって世界観を作っていたDeNAとサイバーエージェント
DeNAのキュレーションメディア(笑)が、永江一石さんを中心とする「コンテンツをパクられた被害者」によって、記事非公開に追い込まれたのは記憶にあたらしいところ。
【告発も追記】やってはいけない一線を越えたDeNAのウェルク(Welq)をとりあえず直ちに閉鎖すべき理由(シリーズ第2回) | More Access! More Fun!
この問題点は、二束三文で雇われたライターが、その給与に見合った労働で記事作成を済ませるために、コンテンツコピーで記事作成を済ませられるような体制を整えていたこと。
DeNAという会社ぐるみで著作権侵害を繰り広げてたという、社会的犯罪が横行していたことが問題です。
(シンガポールに逃げているという、これらサイトの生みの親村田マリ氏はいつ説明責任を果たすのでしょうか?)
SEOとサイトデザインとコンテンツを揃えることは難しいのか?
さて、これでSEOとサイト作成、サイトの世界観づくりを得意とする企業には、正当なコンテンツメーカーがいない、ということがあからさまになりました。
しかし、これは逆に言えば、コンテンツメーカーさえいれば、充分に社会的価値を生み出せる土壌があるということではないかと思います。
コンテンツマーケティングで、最強クラスの正統派バズ部は、そのノウハウを惜しげもなくサイトで公開しています。しかも、わかりやすい。
おそらく、こういったノウハウ部分は、キュレーションメディア(笑)の人たちも、持っていたんだと思うんです。
バズ部のように、コンテンツを持っている人たちのフォローに回れば、それが価値を生み出します。
サイトコンセプトとその世界観は一つの価値
それに加えて、サイトの世界観づくり、というのもDeNAやサイバーエージェントの強みじゃないかと思います。
このような意見が存在します。
https://www.buzzfeed.com/harunayamazaki/mery-girls
MERYはデザインも文章も隅々までかわいかった、世界観の完成度が高かった、って改めて思いました。私、役に立つ情報というより、かわいい世界が見たかったんだ〜、って。
そう、世界観づくりと、その世界のファンづくりには成功しているのです。
これは、サイバーエージェントのアメーバピグなんかも同様じゃないかと思います。(現在どれくらいのUUがいるのか知りませんが)
硬すぎて、必要な人に情報が届かない学者サイト
それに対して、コンテンツの中身は優良だけど、サイト訪問者の読む気を萎えさせるサイト、と言うのは確実に存在します。
どうしても、文字ばっかりのサイトってつかれるじゃないですか(笑)
そして、検索にも引っかからないから、知りたい人には届きにくい。
でもこれって、DeNAとか、サイバーエージェントのような、世界観ノウハウ、SEOノウハウを持った企業と相互補完関係にあるということではないでしょうか。
中高生向けの語り口で先端科学を噛み砕いている企業もあります
中高生向けサイエンス冊子 someone(サムワン) | 知識プラットフォームのリバネス-Leave a Nest-
これを色んなセグメントに展開できるとより良い第三者機関としての機能が期待できるのではないでしょうか。
まとめ:キュレーションメディアは学者・研究者と手を組もう
コンテンツメーカーで、ネット上の伝達力に欠ける学者と、
コンテンツがなくて、サイト作成SEOに強みを持つ企業がきちんと手を結ぶと、
非常に大きな社会的価値を生み出せる気がします。
どうマネタイズするかは、、、
結局広告になりそうですが!