司法・裁判

藤井浩人美濃加茂市長が示した政治家のあるべき姿

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疑惑の判決でも、下ったからには、市民に信を問う

藤井浩人美濃加茂市長は、村山浩昭裁判長による、
逆転有罪の判決を受けました。

その結果、有罪となった身の上で、そのまま市長を続けることはできない、
ということで、市長職を辞し、選挙にて信を問うことになりました。

 

 

これは、市民の信託により、行政長となった、という矜持があり、
また、自分の無罪を確信しているからこその行動ではないかと思います。

担当した弁護士の郷原信郎氏によると、被告人の供述を聞くことなく逆転有罪判決を下すのは異例のことということが、最高裁判所のデータより明らかだそうです。

 

被告人の話を一言も聞くことなく「逆転有罪」の判断ができるのか~美濃加茂市長事件控訴審不当判決(村山浩昭裁判長)の検討(その2)~nobuogohara.wordpress.com

被告人質問が行われないで「破棄自判」の「逆転有罪判決」が言い渡される事件はほとんどないことが、統計上も裏付けられている。

 

普段検察よりのマスコミすら二審も無罪と考えていた

村山浩昭裁判長は、なぜ「自分の目と耳」を信じようとしないのかnobuogohara.wordpress.com

日頃は検察寄りの判決を予想することの多いマスコミも、今回ばかりは、控訴棄却無罪の方向で事前取材を進めていたようだ。

マスコミは裁判を傍聴し、どちらに正当性があるかをある程度確認しているはずです。

ということは、裁判の模様からも、控訴棄却無罪と、藤井浩人美濃加茂市長の正当性が客観的に分かっていたということとも考えられます。

 

自分の地元の現在と将来を任せる相手なので、
信用できる人なのは最低限のことです。

無罪という確信があったとしても、有罪という判決が出た以上は、
信を問い直さなくてはならないという、藤井浩人美濃加茂市長の姿勢は、
政治家として、あるべき姿だと思います。

 

ガソリン、コーヒー、ヘイトスピーチ二重国籍と疑惑のデパートはどうした?

さて、藤井市長の政治家としての矜持に引き換え、
より強い権限を国民に信託されており、
より強固な信頼が必要であると考えられる国会議員には、
そのような矜持のない方々がいらっしゃいます。

 

japan-lab.hateblo.jp

 

「保育園落ちた、日本死ね」という、
汚い言葉にて流行語大賞のベストテンを受賞し、
意気揚々とスピーチをしていた山尾志桜里は、
国民から集めた政治資金を、ガソリン代やコーヒー代の形に変えて、
私腹を肥やそうとした、という疑惑が持たれており、
未だに充分な説明責任を果たさないまま、国会議員をしています。

この点に関係はありませんが、山尾は元検察官です。
一定の結論のために、無理な理屈を、強引な自供を含めて確保していく、
という姿勢の人が一定数いる組織である、という誹りを受けてもしょうがないような、みっともない姿ではないでしょうか。

 

また、その山尾志桜里が属する民進党の現党首である、蓮舫は、
二重国籍の疑惑に対して、充分な説明責任を果たさないまま、
のらりくらりとやり過ごし、国会で意気揚々としています。

 

果たして、このような姿は、国民の信託を受けている
国会議員のあるべき姿なのでしょうか?

 

最大野党がこのような姿を晒しているようでは、
安倍自民党が国民のためにならない政策を実施しようと、
抑止もなければ、是正を求めることもできないのではないでしょうか?

民進党には、自分たちの存在意義を含めて、
姿を見直してもらわなくてはいけないと思います。

 

ぜひ、国会にて、建設的な喧々諤々の議論をしてほしいものです。
ただのプロパガンダやレッテル貼り、
フリップのキャンペーンは見飽きました。

 

美濃加茂の人間ではないが、藤井浩人市長は開示できる情報を開示し、
身の潔白を再度表明した上で選挙に臨んでほしい

身の潔白をどのように証明するのか、というのが、
今回の裁判の結果からは非常に難しいところです。

 

なぜなら「ないことを証明する」という悪魔の証明だからです。

蓮舫や山尾は事実を示せばいいので悪魔の証明ではありません)

 

藤井浩人市長は、美濃加茂市議会議員の時代から、
地方議員として、地元の発展に貢献するための勉強会などに、
積極的に参加していました。

それこそ、東京や大阪など、勉強や議論の場を求めて、
労を惜しまず活動していたのです。

その一つの地盤が、龍馬プロジェクトです。

(龍馬プロジェクトの関係者から今回の件について発信がないのはなぜなのでしょう)

 

通常、地方議員は倍率が低いことから現職が再選することは難しくありません。

つまり、活動すればするほど、特に勉強など一円の短期的利益も生まない、
費用ばかりがかかる、損な仕事です。

 

そのように、自分の短期的利益ではなく、
地元美濃加茂市の長期的な利益や発展を求めて活動していた人が、たかが30万円で地元の信頼を裏切るような真似をするとは思えません。

 

結果がどうなるかはわかりませんし、判決要旨が手に入ったわけでもありませんが、
美濃加茂市長に再戦し、最高裁で逆転無罪を勝ち取り、
美濃加茂市を盛り上げるべく粉骨砕身してほしいものです。

 

刑事系裁判官がいかに白い巨塔の住人か、元裁判官が記した告発本

 検察と刑事裁判官がいかにして一体化し、
「無罪の推定」の原則を無視していくのかを辛辣に内部の視点から書き記しています。

絶望の裁判所 (講談社現代新書)

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